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第1回 AI竜星戦

対局ルール

対局ルール

  1. 手合割
    1. 互先、先番6目半コミ出し。
  2. 先後
    1. 初日(予選リーグ)は、受付時の抽選番号にしたがって、主催者側が組み合わせプログラムで決めます。
    2. 二日目(決勝)は、対局ごとに操作者のにぎりで決定します。
  3. 持ち時間
    1. 各30分とします。消費時間は対局サーバで計測します。 対局サーバでは 0.1 秒単位で時間を管理しています。
    2. 但し、決勝トーナメントにおいて、プログラムの異常終了以外の原因で再対局になった場合、大会の運営上、持ち時間を短くして(20分または15分または10分)再対局を行う場合があります。持ち時間変更の決定は、審判又は大会委員長の裁定によることとします。
  4. 対局のルール及び、対局の停止と勝敗の決定
    1. 対局のルールは、日本囲碁規約を原則とします。ただし、対局の停止と勝敗の決定には以下のルールを適用します。
    2. 次のいずれかの時点で対局を停止し、以下のように勝敗を決定します。
      なお、対局の停止中はサーバのカウントする消費時間は無視します。
      1. 反則があった時点 反則した側の負けとなります。 相手方のプログラムまたは操作者が反則を見逃し、対局が続行した場合でも、勝敗記録用紙への記入前ならば、操作者あるいは審判が反則に気付けば、反則した方を負けとします。 勝敗記録用紙への記入後は勝敗は覆りません。
      2. 一方の持ち時間が無くなった時点 持ち時間が無くなった側の負けとなります。
      3. 400手目の完了時点(着手放棄(パス)も1手に数えます。) この局面において、操作者の一方だけ投了の意思表示をすれば、それを結果とします。 また、双方のプログラムの操作者により、勝敗の合意が得られれば、それを結果とします。 合意が得られなかった場合は双方のプログラム操作者立会いのもと、審判が形勢判断をして、勝/敗/引き分けを決定します。
      4. プログラムが自分の手番でサーバに「投了(resign)」を送った時点 投了した側の負けとなります。
      5. 操作者の一方が投了の意思表示をした時点
        投了した側の負けとなります。
      6. プログラムの一方が着手を放棄(パス)し、次いで相手方も着手を放棄した時点
        以下の手順で勝敗を決定します。
        1. 双方のプログラムは、可能ならば死石と判断したものを明確にモニター上に表示します。
        2. 双方のプログラムは、可能ならば地を計算し、勝敗を表示します。
        3. ⅰ)、ⅱ)の結果が全て等しかった場合、それを結果とします。
        4. ⅰ)、ⅱ)において地の計算は一致しないが、勝敗が一致した場合、それを結果とします。
        5. ここまでの手順で、勝敗が決定しなかった場合、操作者同士による勝敗の合意ができれば、それを結果とします。
        6. 操作者同士の勝敗の合意も得られなかった場合、双方のプログラム操作者立ち会いのもと、審判の判定により、勝敗を決定します。
        なお、審判は、以下の手順で勝敗を判定することとします。
        1. 可能な限り、プログラムの死活判定を参考にし、死活を判断します。
        2. 地をおおよそ計算できるならば、その結果で勝敗を決定します。
        3. 地の判定が困難であるならば、審判が形勢判断を行い、勝敗を決定します。
          ただしこの場合、双方のプログラムの死活の判定が合致する部分については、それが正しいという仮定のもとで判定するものとします。
        4. 形勢が互角であったり、何らかの理由で形勢判断不能である場合には引き分けとします。(ただし、トーナメントでは再対局とします。)
      7. 同一局面反復の場合
        いわゆる三コウなど、日本囲碁規約第12条に該当する状況が現れた場合は双方のプログラム操作者立ち会いのもと、審判が確認をして引き分けとします。トーナメントの場合、再対局とします。
      8. プログラムが異常終了した場合
        次のように処置するものとします。
        1. 双方の残り時間の合計が40分以上ある場合は、持ち時間20分として初手から再対局するものとします。双方の残り時間の合計が40分に満たない場合は、原因の如何にかかわらず異常終了した側の負けとします。
        2. 再対局において、前回と逆のプログラムが異常終了した場合、双方の残り時間の合計が40分以上ある場合は、持ち時間を各20分として初手から再対局とします。双方の残り時間の合計が40分に満たない場合は、原因の如何にかかわらず異常終了した側の負けとします。
        3. 同一の対戦において、2回目の異常終了を起こした場合、そのプログラムは負けとします。
      9. その他の事故により、対局が不能となった場合
        審判はなるべく原因の究明につとめ、不能となった原因に、より責任のある側を負け、そうでない側を勝ちとします。
        判定不能の場合には、審判が中断した局面を基に勝/敗/引き分け/両負けを決定します。
  5. その他のルール
    1. 対局中、コンピュータに入力行為を行ってはいけません。入力と認められる行為をした場合には、反則負けとする場合もあります。そのほか、問題が生じた場合には審判に指示を仰いでください。
    2. 不正な行為が発覚した場合、その大会は失格となり、成績から除外されます。大会終了後に不正が発覚した場合にも、その事実が確認されれば、不正を行った大会は失格となります。不正行為の内容によっては、より重い処罰がくだされる場合があります。
    3. その他、審判で判断がつかないような事態が生じた場合には、大会実行委員長が裁定を下します。対局結果の取り扱いなどで本規定に定めのない事態が生じた場合にも、審判又は大会委員長の裁定に従って頂きます。いかなる場合においても、大会実行委員長の裁定を最終決定とします。
  6. 勝敗記録用紙の提出について
    1. 対局終了毎に勝敗結果を大会事務局に提出して頂きます。対局開始時に、大会事務局より勝敗の記録用紙をお渡しします。対局終了後、その用紙に勝敗結果および両対局者の署名を記入し、勝者が提出します。審判が判定あるいは裁定した場合には、審判の署名が必要です。