ニベア花王「アトリックス ビューティーチャージ」のCM撮影に囲碁・将棋チャンネルが協力しました

　昨今、将棋をテーマとしたCMが増えています。この度TVで放送が始まったニベア花王(株)ハンドクリーム「アトリックス ビューティーチャージ」の新CMもその一つ。「アトリックス ビューティーチャージ」は、手肌だけでなく爪までうるおって美しくするハンドクリームとのこと。指先に注目が集まる職業という意味では、将棋は格好のテーマと言えるかもしれません。

 

　そして今回、囲碁・将棋チャンネルがCMの撮影を一部お手伝いしました！

　主演を務めるのは香川愛生女流四段。撮影当日、対局室を模したセットに入ると何かに気付いた様子で「あれ、この棋具は見覚えがあるような…」。そう、今回の棋具（盤・脇息・お盆・湯呑など）は囲碁・将棋チャンネルが提供しており、銀河戦や女流王将戦の対局と同じものが使われているのです！ちなみに駒は香川女流四段秘蔵のもの。

 

　CMは僅か15秒の世界。そのため表立って語られることはありませんが、対局の中身にもちゃんとストーリーがあります。

　将棋盤を前に沈思黙考の香川女流四段。シックな緑系の振袖が背景によく映えています。盤上は振り飛車vs穴熊の戦型、穴熊から気合良く攻めかかる対戦相手、香川女流四段ピンチ……と思いきや、鮮やかなカウンターで一転優位に！　CM内のセリフ「自信は、指先に表れる」を基に、香川女流四段自身がイメージに合うような棋譜を作成しているのです。

 

　ところで、実際の撮影においては局面全体をはっきり映すことはありません。つまり、棋譜を作りこんでいたとしても、最終的には所作や手つきだけでストーリーを表現しなければならない場面が多いのです。メディア慣れしている香川女流四段でも勝手が違う様子でしたが、緊張感ある局面を表情・指先・駒音で表現。その甲斐あって、とても見応えのある映像が完成しました。

 

　このCMは現在TVで放送中。普段の対局とはまた一味違う将棋映像になっていますので、ぜひ注目してみて下さい。