羽生に待ったを掛けようとしている三浦弘行八段と、勝って残留に望みをつなげたい高橋道雄九段との一局。ある意味このカードが一番のカギと言っていいだろう。
三浦は、羽生が敗れて自身が勝てば、名人挑戦権を懸けたプレーオフへと進める。リーグの直接対決では羽生のA級順位戦連勝を21で止める見事な勝利を上げているだけに、ここは何としても勝ちたいところ。一方の高橋は、勝ってなおかつ谷川・深浦のどちらかが敗れないと残留できないという厳しい状況にある。
勢いの差から見ても三浦有利なのは予想されるところだが、高橋は昨年のA級順位戦でも残留を懸けた最終戦で見事に勝利を収め、土壇場で残留を果たしている。その底力が今期も見られるか!? はたまた、4月にはコンピュータ将棋「GPS将棋」との決戦も控えている三浦が勝利してプレーオフ進出に望みをつなぐか!?
※順位戦および名人戦についての詳細は、日本将棋連盟のサイトをご参照ください。