並行して王将・棋王のダブルタイトル防衛戦を戦っている渡辺明二冠対「1秒間に1億と3手読む男」佐藤康光九段の一戦。両者は今期既に残留を確定させており、本局は来期の順位を懸けた戦いとなる。
この二人は対照的ともいえる棋風を持つ。渡辺は玉を固めて攻めを繋げるという展開を最も得意としている。そのような将棋が現代では特に勝ちやすいこともあり、まさに現代感覚に優れた合理的な棋風であるといえるだろう。
一方の佐藤は、もはやキャッチフレーズともなった「誰も僕の将棋を真似してくれない」の一句が示す通り、独創的な棋風で他の棋士が思いも付かない作戦・一手を繰り出してくることも数多い。二度にわたる「升田幸三賞」受賞も示す通り、まさに佐藤にしかできないその指し回しは他の追随を許さない。
本局は果たしてどのような将棋になるだろうか。両者は最近他棋戦での対局があり、その時は渡辺が久しぶりに振り飛車(ゴキゲン中飛車)を採用、佐藤の意表を突いた。この最終戦、まずは両者がどのような作戦を繰り出すのかに注目したい。
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※2014年2月20日時点での情報です。